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2015年 12月 27日
江戸の饅頭屋の娘知里が、江戸詰め藩士に見初められ結婚後、大坂へ赴任が決まり二人で大坂にきたものの、あっさり病気で亭主は死んでしまい、江戸の実家からも見放され、一人大坂で手習いの師匠をしながら生計を立てようとしている、知里。
しかし、大坂の人々は江戸の人に妙な対抗心があって、なれない大阪弁をからからわれ、手習いの師匠もあっさり首になり、途方にくれていると、青物問屋「河内屋」の若旦那清太郎と出会い、河内屋で奉公することに。 お家さん(女主人)の身の回りのお世話役として、働くことになり、厳しいお家さんに仕えながらマイペースな清太郎に振り回されながらも、大坂の商家の暮らしになじみ、何より大坂の食べ物に驚き、食べることに楽しみを覚え暮らしていきます。 すかたんな清太郎も青物狂いと言われるくらいの青物にかける情熱を知り、美里にとって気になる存在に。 この河内屋さん、今橋の近くだとか。 そのあたりは、船場の中でも両替商など大店が並び、越後屋などのおしゃれなお店も並ぶ場所。 堺筋から南に下って、四天王寺、住吉さん、田辺と大坂の町を歩く様子も色々想像できます。 田辺は、伝統野菜田辺大根の会の方と知り合いで、大根祭りにも1度お邪魔したこともあります。 この小説の中にでてくる幻の蕪、まさに田辺大根だと思います。 ほかにも天王寺蕪、難波人参、難波ネギ、木津瓜、勝間南瓜など、今も大阪で大切に守られている、伝統野菜が登場します。 野菜の売り方にも工夫がこらされる様子はとっても面白いです。 大阪を案内してる私にとって、とても参考になる1冊でした。
by ikawa-re
| 2015-12-27 16:22
| 映画大好き!
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