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2017年 02月 10日
俄に芸能史に興味がわき、色々調べていると、この本に行き渡りました。
そもそも、芸能とは、古代から、巫女などの踊りが発祥、踊って歌ってそれを神様に奉納する。 そこから、神楽、能、などが、生まれ、やがて、歌舞伎に。 歌舞伎は江戸時代からで、最初は女性が出ていたけれど、色っぽすぎて、風紀が乱れるとして、禁止され、次に、若い男の子達がでたが、これも、風紀がみだれると、で、今のスタイルになったとか。 元禄にかけて、江戸と上方で大いに盛んになります。 上方で栄えたのが道頓堀周辺に芝居小屋が出来、船場の人たちが見に来たとか。 歌舞伎と並んで、同じように人々が楽しんだのが、落語。 当時は、映画もテレビもない時代、芝居小屋へ行くことが娯楽。 で、大正から昭和にかけて大活躍したのが、この方「桂春団治」私の印象としては、 芸のためなら女房もなかす~ の歌のイメージだけで、よくわからないけどはちゃめちゃな人といった感じでした。 人柄ははちゃめちゃだったのですが、この時代の雰囲気が、この本を読んで、何となく理解できました。 古来から、芸能に携わる人は、身分制度でいうと最下層の人たち。 士農工商雑で、この雑に当たる人たち。 でも、人気者には、今と同じですが、ファンはつきもの。 落語に関して言えば、顧客の7割が、花柳界。 落語家の彼がいない芸者は馬鹿にされ、芸者の彼女がいない落語家も馬鹿にされたとか。 この場合、芸者が、お金をだして落語家を接待する。 なので、落語家の女房は、浮気は公認しないとやっていけないとか。 そんな時代春団治さんは、女房と別れて、商家の後家さんの籍に入ります。 芸者さんとの浮気とは違い、雑から商へ身分が上がります。 で、彼女の財産が転がり込んでくることに。 そうなると、お金をばらまきだし、この後家さんもばらまくことしか知らないような人だったようで。 藤山寛美さんや、やしきたかじんさん、なんかは春団治のお金の使い方をまねて、芸の肥やしにと、思われたそうです。 やがて、昭和に入り、エンタツ・アチャコの出現により、娯楽の中心が万歳(漫才)に変わって行きます。 戦争によって、上方落語は壊滅状態になりました。 近年、米朝さんによって、かなり復活を遂げたとありました。
by ikawa-re
| 2017-02-10 16:59
| 映画大好き!
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