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2008年 10月 12日
北野監督作品のファンとしては、彼らしい作品の様に思えます。
中年になったマチスを演じた彼は、少しはにかみながら、芸術家になれなかった自分を揶揄されているように、感じました。 少年期、青年期、とマチスは芸術に対して情熱を傾けますが、中年期になってからは、狂気を感じます。 芸術と狂気です。 彼の映画ではいつもなんですが、生と死の独特の哲学があるようです。 今回は、暴力シーンはなかったのですが、人が簡単に死んでいきます。 芸術の為に車を壁にぶつけて、運転していた人が死んでしまったり、子どもが突然死んでしまったり。 他の映画を観たとき感じる生と死とは、明らかに違う物を感じます。 それを具体的に説明するのは難しいのですが、彼の作品のよさを説明するのが、難しいのと同じようです。 そう、彼に恋してます! よく言われる、あんな男のどこがいいねん!と。 そんな感じが北野作品の魅力です。 生きる事のしんどさ、生きているだけで幸せ、芸術に関われるだけで、幸せ。 そんな風に思いました。 映画で様々な事を表現し、それが芸術だと、私は思うのですが、それをはにかむような、彼の後ろ姿が、感じられます。 アキレスと亀 サイト
by ikawa-re
| 2008-10-12 11:02
| 映画大好き!
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